特殊仕様の基板製作を相談するなら他社で断られた案件も受け付ける一貫対応会社へ
「試作枚数が少なすぎる」「材料が特殊すぎて扱えない」「納期が短すぎる」——そうした理由で他社に断られた基板製作の案件は、諦める前に株式会社HSETへご相談ください。
愛知県北名古屋市を拠点とする株式会社HSETは、設計データが揃っていない構想段階から、高多層・HDI・特殊材料・微細パターン・極小ロット・超短納期まで、他社が対応困難とする案件を一貫して引き受けてきた基板製作会社です。
この記事では、「どのような仕様が断られやすいのか」「HSETはなぜそれを引き受けられるのか」「相談前に何を準備すると判断がスムーズになるのか」を、具体的な数値と実際の対応事例をもとに解説します。
他社が断りやすい特殊仕様の5つのカテゴリ
基板製作の依頼が断られる背景には、設備・材料調達・工程管理・採算性といった複数の要因が絡み合っています。以下に、断られやすい仕様のカテゴリと、HSETが各カテゴリをどのように引き受けているかをまとめます。
・高多層・HDI(高密度相互接続)仕様:10層以上の高多層、レーザー加工による微細ビア(φ0.075mm〜)、IVH/BVHを含む複雑なビルドアップ構造は、専用設備と高度なプロセス管理が必要なため断られやすい仕様です。HSETでは最先端のDirect Imaging(DI)露光機および高精度レーザー加工機を完備しており、12〜32層クラスの高多層・HDI構造でも安定して対応しております。
・高周波・放熱・極厚銅などの特殊材料:Panasonic MegtronシリーズやPTFE(テフロン)等の高周波基材、アルミ・銅ベースの放熱基板、70〜210μmの極厚銅箔は、材料の入手性や加工難度から断られるケースが多くあります。HSETでは特殊基材の常用在庫・調達ラインを確保しており、極厚銅のエッチング補正技術や高周波材のプレスパラメータ最適化ノウハウによって対応いたします。
・高密度回路・微細パターン(L/S):Line/Space=35/35μm〜45/45μmクラスの微細パターンや高密度なBGAピッチ配線は、歩留まり確保が難しく製造不可と判断されやすい仕様です。HSETではMSAP(モディファイド・セミ・アディティブ・プロセス)工法と高精度めっきラインを活用し、歩留まりを維持しながら微細回路の形成が可能です。
・異形状・極小・特殊加工:複雑な異形外形、リジッドフレキ(Rigid-Flex)構造、厚板(〜6.0mm)や極薄板(〜0.1mm)は、汎用設備では対応困難なため断られやすい仕様です。HSETでは高精度CNCルーターおよびレーザー外形加工機を完備しており、フレキとリジッドの複合基板や極端な板厚要求にも対応しております。
・極小ロット・少量多品種・超短納期:試作1〜5枚の極小ロットは採算が合わないとして、また数日単位の特急納期には応じられないとして断られるケースが多くあります。HSETでは試作専用ラインと特急割り込み枠を常備しており、1枚からのスポット注文でも最短24〜48時間体制(社内在庫基材・特急ライン枠使用時)でスピーディに出荷いたします。
HSETが対応可否を判断する主な仕様の限界値
相談いただいた案件に対し、HSETは以下の限界値・条件を基準に対応可否を判断しております。これらの数値を超える場合でも、仕様変更の余地があれば代替案をご提案しますので、まずはご相談ください。

他社で断られた後にHSETが対応した実際の事例
以下の2件は、他社に製造不可と判断された後にHSETへ相談いただき、製品化まで至った事例です。
・事例1:車載関連 高周波通信モジュール用基板:車載機器メーカーから、12層のビルドアップ構造(HDI)かつ高周波基材(Panasonic Megtron6)を使用した次世代通信ユニット評価用基板の依頼がありました。「試作5台・4日以内」という超短納期と基材の入手性が重なり、他社には拒否されていた案件です。
HSETでは社内常備在庫の同等グレード基材を活用し、CAMデータを即日最適化(DFMチェック・ビアアスペクト比調整)。特急専用ラインの割り込み枠を用い、24時間体制で工程管理を実施しました。相談から3.5日(84時間)で出荷し、全数AOI検査結果および断面観察・インピーダンス測定レポートを添付して納品。評価実験を遅らせることなく完了でき、月産200台の量産受注へ移行しております。
・事例2:産業機器 高電力電源ユニット用基板:産業用パワーエレクトロニクスメーカーから、大電流対応のため外層70μmの極厚銅箔を指定した電源制御基板の依頼がありました。回路幅(L/S=80/80μm)が狭く、他社設備ではサイドエッチによる断線・ショートのリスクが高いとして製造不可と判断されていた案件です。
HSETでは設計段階でサイドエッチ量を予測したデータ補正(エッチングファクター補正)を実施し、専用エッチング液とスプレー圧を微調整することでシャープなパターンを形成しました。導通・絶縁テストデータおよび冷熱衝撃試験(1000サイクル)合格証を添付し、依頼から6営業日後に100台を納品。製品化の頓挫を回避し、継続取引へ繋がっております。
相談前に把握しておくと判断がスムーズになる3つの情報
以下の情報をご共有いただくと、HSETの技術部とCAMチームが迅速に代替案・条件変更案を提示できます。ただし、これらが揃っていなくても相談は受け付けておりますので、まず現状をお知らせください。
・他社に断られた理由(ボトルネック箇所):「納期が理由か」「材料の入手性が理由か」「穴径やパターン幅が理由か」など、断られた仕様のポイントをご共有いただけると、ピンポイントで代替案や最適化をご提案できます。断られた事実は、解決策を導く最も重要な情報です。
・仕様変更・許容の範囲(VA/VE検討の可否):「材料の同等品変更は可能か」「パターン幅を数μm太く調整できるか」など、仕様調整の自由度を把握できると受入可能率が大幅に上がります。変更できない理由(規格・認証・顧客指定など)があれば、その背景もお知らせください。
・希望納期とターゲット数量:特急割り込み枠の確保や基材の即時手配をスムーズに行うために役立ちます。「いつまでに何枚必要か」という情報が、最短ルートの工程設計につながります。
相談をためらう3つの不安とHSETの対応
初めてHSETへ相談される方からよくいただく不安と、実際の対応内容をご説明します。
・不安1:図面やデータが未完成・構想段階でも相談できるか:ガーバーデータが揃っていなくても対応可能です。手書きのブロック図、イメージ図、希望スペックのメモ段階から専任技術者がヒアリングを行い、CADでのパターン設計や層構成の提案からワンストップでサポートいたします。設計データが揃っていることは必須条件ではなく、製造までの最短ルートとして機能する条件です。
・不安2:他社で断られた仕様を伝えることへの抵抗感:「断られた理由(納期、加工精度、材料等)」こそが最適な解決策を導く重要な情報です。HSETでは「断る理由を探すのではなく、どうすれば作れるか」を前提に、技術部とCAMチームが即座に代替案・条件変更案をご提示いたします。
・不安3:特殊仕様による費用感(概算コスト)が読めない:ご相談受付後、概算仕様(層数・板厚・材料・数量)をいただければ最短即日〜1営業日以内に概算見積を提示いたします。ご予算に応じた仕様変更(基材の同等品化やパターン精度の見直し)によるコスト調整も柔軟にご提案します。
他社に断られた基板製作は、まずHSETへご相談ください
株式会社HSETでは、高多層・HDI・特殊材料・微細パターン・極小ロット・超短納期など、他社が対応困難とする基板製作案件を一貫して引き受けております。構想段階のメモや手書き図面からでもご相談を受け付けており、専任技術者が断られた理由をもとに代替案を即座にご提示いたします。
まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。 https://240search.net/contact
株式会社HSETについて
株式会社HSETは愛知県北名古屋市を拠点とする基板製作会社です。アートワーク設計から製造まで一貫して自社で対応しており、専任設計者が主要CADに対応しております。試作1枚からの極小ロット、最短24〜48時間の特急対応(社内在庫基材・特急ライン枠使用時)、そして他社に断られた特殊仕様案件の引き受けを強みとしています。
お問い合わせ・ご相談:https://240search.net/contact
コラム一覧:https://240search.net/blog/
よくある質問
試作1枚でも相談・発注できますか
1枚(1台)から対応可能です。試作専用ラインと特急割り込み枠を常備しており、社内在庫基材・特急ライン枠使用時は最短24〜48時間体制で出荷いたします。
設計データがない段階でも相談できますか
手書きのブロック図、イメージ図、希望スペックのメモ段階からご相談いただけます。専任技術者がヒアリングを行い、CADでのパターン設計や層構成の提案からワンストップでサポートいたします。
他社に断られた理由が材料の入手性だった場合でも対応できますか
Megtron・PTFE・アルミ・銅ベース等の特殊基材は常用在庫・調達ラインを確保しております。完全廃番かつ代替不可能な材料を除き、同等グレード品の活用や調達ルートの確保で対応いたします。
特殊仕様の概算費用はどのくらいで分かりますか
概算仕様(層数・板厚・材料・数量)をいただければ、最短即日〜1営業日以内に概算見積を提示いたします。ご予算に応じた仕様変更によるコスト調整もご提案できます。
32層を超える案件は対応不可ですか
33層以上は要相談となります。まず断られた理由や仕様の詳細をお知らせいただければ、代替構造(層構成の見直しなど)を含めた対応可否をご回答いたします。