リフローとフローの違いが求められる理由
1 はじめに
プリント基板製造において 「リフロー(リフローはんだ)」と 「フロー(フローはんだ)」は、実装方式を 語るうえで必ず登場する重要なキーワードです。 どちらも電子部品を基板に固定し、 電気的・機械的に接続するための はんだ付け方法ですが、その工程・適用部品・ 設計思想は大きく異なります。
実装方式の選定を誤ると、はんだ不良や部品破損、 さらには量産後の市場トラブルにつながる 恐れがあります。 本記事では、プリント基板製造のリフローと フローの違いを詳しく解説します。
2 リフロー(リフローはんだ)とは何か
リフローはんだとは、はんだペーストを 印刷した基板上に部品を搭載し、 加熱炉(リフロー炉)で再溶融させることで 接合を行う実装方式です。 主に表面実装技術(SMT:Surface Mount Technology) で用いられ、現在の電子機器製造における 標準的な方法となっています。
2-1. リフローはんだの基本原理
リフローはんだでは、あらかじめ基板のランド上に はんだ粉末とフラックスを混合したはんだペーストを 印刷します。 その上にチップ部品やICを搭載し、 リフロー炉内で段階的に加熱します。
加熱により、
- フラックスが活性化
- はんだ粉末が溶融
- 表面張力によって部品が自己整列
といった現象が起こり、ランドと部品端子が 安定して接合されます。 表面張力を利用した自己位置補正効果が、 リフローはんだの大きな特徴です。

(参考) https://ana-dig.com/board_mounting/#toc2
2-2. リフロー実装が主流となった理由
リフロー実装が主流となった背景には、 電子機器の進化があります。
- 小型・軽量・高機能化への対応
スマートフォンやウェアラブル機器など、 限られた基板面積に多くの部品を 実装する必要が生じた。 - 高密度・微細ピッチ実装が可能
QFP、BGA、CSPなどの 微細端子部品に対応できる。 - 自動化による品質安定とコスト低減
印刷・搭載・加熱がライン化され、 人手作業を大幅に削減できる。
これらの理由から、量産電子機器ではリフロー はんだが標準技術として定着しました。
2-3. リフローはんだの主な適用部品
リフローはんだは、以下のような**表面実装部品 (SMT部品)**に適用されます。
チップ抵抗・チップコンデンサ
IC(QFP、BGA、CSP、QFNなど)
小型コネクタ、モジュール部品
特に多ピン・微細ピッチ部品では、 リフローはんだ以外の方法は 現実的でないケースも多くあります。

3 リフローはんだの工程について
リフローはんだは、複数の精密工程によって品質が決まります。 各工程の管理が、最終的な接合信頼性に直結します。
3-1. はんだペースト印刷工程
メタルマスクを用いて、基板ランド上に はんだペーストを印刷します。 この工程では、
- 印刷量
- 印刷位置
- ペースト形状
が重要で、過不足やズレはブリッジ・ボイド・ 未接合の原因となります。 マスク開口設計と印刷条件の最適化が不可欠です。
3-2. 部品搭載工程(マウンタ)
高速・高精度のマウンタによって部品を搭載します。 搭載精度は後工程であるリフロー品質に 大きく影響しますが、多少の位置ズレは リフロー時の表面張力で補正されます。
3-3. リフロー炉と温度プロファイル
リフロー炉では、
- 予熱
- 昇温
- 溶融(ピーク)
- 冷却
という温度プロファイルを制御します。 温度が低すぎると未溶融、高すぎると 部品劣化やはんだボイドが発生します。
特に鉛フリーはんだでは、 適正プロファイル管理が品質を左右します。
3-4. 冷却工程と接合品質
冷却工程では、はんだの結晶構造が形成されます。 冷却速度が速すぎるとクラック、遅すぎると 強度低下の原因となるため、 安定した冷却制御が求められます。

(参考) https://components.omron.com/jp-ja/fresh-on-the-board/202406-solutions
4 リフローはんだのメリット・デメリット

4-1. リフローはんだのメリット
リフローはんだのメリットは、単に「微細実装ができる」 という点にとどまらず、設計・製造・品質の 各側面で総合的な優位性を持っています。
① 微細・高密度実装が可能
スルーホールを減らせるため、 基板面積を有効活用できる
チップ部品の小型化(0402、0201サイズなど) に対応可能
QFP・QFN・BGA・CSPといった多ピン・ 微細ピッチICを実装できる
② 表面張力による自己補正で高歩留まり
- はんだ溶融時の表面張力により、 部品がランド中心に引き寄せられる
- マウンタ搭載時の微小な位置ズレを 自動補正できる
- 人的バラつきが少なく、 量産時の歩留まりが安定する
③ 自動化による品質安定と量産性
- はんだ印刷・部品搭載・加熱が 完全ライン化できる
- 作業者スキルに依存せず、 品質の再現性が高い
- 大量生産時のコスト低減・ 納期短縮に寄与
④ 設計自由度が高い(多層・高配線密度)
- 表面実装中心のため、多層基板・ 高配線密度設計に適している
- 配線引き回しの自由度が高く、 高速信号・高周波設計にも対応しやすい
- 小型・軽量製品の設計が可能となる
4-2. リフローはんだのデメリット
一方で、リフローはんだには明確な注意点もあり、 設計段階での理解不足が品質トラブルに つながることがあります。
① 設備・立ち上げコストが高い
- リフロー炉、印刷機、マウンタなど高額な設備投資が必要
- 新製品立ち上げ時には、条件出し・プロファイル調整に工数がかかる
- 少量多品種生産ではコストメリットが出にくい場合がある
② 温度ストレスによる部品劣化リスク
- 鉛フリーはんだでは**高温プロファイル(230℃前後)**が必要 熱に弱い部品では、
- クラック
- 内部接合劣化
- 特性変化 が発生する可能性がある
- 部品耐熱ランクの事前確認が不可欠
③ はんだペースト管理・保管が難しい
- 冷蔵保管・使用期限管理が必要
- 温度戻し不足や攪拌不良による印刷不良
- 金属含有率や粘度変化が品質に直結する
④ BGAなどは外観検査が困難
- 下面端子部品は、目視・外観検査では 良否判断ができない
- X線検査や電気検査が前提となり、 検査コストが増加
- ボイド・未接合が見逃される リスクがある
4-3. リフローはんだを前提とした設計上の注意点
リフローはんだは高密度・高品質な 実装を可能にする一方で、設計段階での 配慮不足がそのまま量産不良に つながりやすい方式でもあります。 ここでは、設計者が必ず意識すべき ポイントを項目ごとに詳しく解説します。
① ランド寸法・ソルダーレジスト設計の最適化
ランド設計は、リフローはんだ品質を左右する最重要要素です。
部品メーカー推奨ランド寸法を基本とする
ランドが大きすぎるとはんだ量過多
ブリッジ・ボイド発生
小さすぎると濡れ不足
接合強度低下
また、ソルダーレジスト設計も重要です。
- レジスト開口が狭すぎると濡れ不良
- 広すぎるとブリッジやはんだ拡散の原因
ランド+レジストを一体で最適化することが、 安定した接合の前提条件となります。
② 熱容量差を考慮した部品配置(温度ムラ防止)
リフロー炉内では基板全体が 同じ温度プロファイルを通過しますが、
- 大型部品
- 放熱パッド付きIC
- 多層基板エリア
などは、周囲と比べて温度上昇が遅れがちです。
その結果、
- 一部のみ未溶融
- 接合強度不足
- ボイド増加
といった不良が発生します。
設計段階では、
- 熱容量の大きい部品を集中させない
- 温度影響を受けやすい部品 との距離を確保
- 放熱パッドのビア設計を最適化
といった温度ムラを生まない 配置設計が重要です。
③ チップ立ち防止のための左右対称設計
チップ抵抗・チップコンデンサでは、 マンハッタン現象(チップ立ち)が 代表的な不良です。
主な原因は、
- 左右ランドのはんだ量差
- 温度上昇の時間差
- ランド形状の非対称
これを防ぐためには、
- 左右対称のランド形状
- 均一なソルダーレジスト開口
- 熱影響が左右で変わらない部品配置
が不可欠です。 設計段階での対称性確保が、 実装不良防止の近道となります。
④ BGA採用時の検査方法(X線)の事前検討
BGA・CSPなどの下面端子部品は、 外観検査では接合状態を確認できません。
そのため、
- X線検査の実施可否
- ボイド許容基準
- 不良時のリワーク可否
を設計段階で決めておく 必要があります。
また、
- パッド設計
- ソルダーレジスト方式(NSMD/SMD)
も検査性・信頼性に大きく影響します。
⑤ フロー工程との混載時は工程分離を前提に設計
SMT部品とTHT部品が 混在する基板では、
- SMT部品:リフローはんだ
- THT部品:フローはんだ or 選択はんだ
と工程を分けるのが一般的です。
この場合、
- リフロー後にフロー工程を通す際の耐熱性
- 下面SMT部品へのはんだ再溶融リスク
- マスキングや工程順の制約
を設計段階で考慮しなければなりません。
工程分離を前提にした部品配置・基板設計が、 量産トラブル回避につながります。
5 フロー(フローはんだ)とは何か
フローはんだとは、溶融したはんだを基板下面に 流し当てることで、部品リードとはんだ付けを 行う実装方式です。 主にスルーホール実装(THT:Through Hole Technology) で用いられ、長年にわたり電子機器製造を 支えてきました。
基板上に部品を挿入した後、基板を搬送しながら 溶けたはんだ槽の上を通過させることで、 穴を通したリードとランドを一括で はんだ付けします。 量産性が高く、接合強度にも優れることから、 現在でも特定用途で重要な役割を担っています。

(参考) https://ana-dig.com/board_mounting/#toc2
5-1. フローはんだの基本原理
フローはんだの工程は、 主に以下の流れで構成されます。
- フラックス塗布
基板下面にフラックスを塗布し、 酸化膜の除去やはんだ濡れ性を向上させます。 - 予熱(プリヒート)
基板全体を加熱し、急激な温度変化による 基板反りや部品ダメージを防止します。 同時にフラックスを活性化させる役割もあります。 - はんだ噴流(はんだ付け)
溶融はんだ槽からポンプでくみ上げた はんだを噴流させ、基板下面に接触させます。 これにより、スルーホール内に 毛細管現象で溶融はんだが吸い上げられ、 リードとランドが接合されます。 - 冷却
はんだが凝固し、電気的・機械的に 安定した接合部が形成されます。
この方式の特徴は、一度の工程で多数のリードを 同時にはんだ付けできる点にあります。
スルーホール部品においては、接合強度が高く、 振動や衝撃にも強い接合が得られます。
5-2. フローはんだが使われてきた背景
フローはんだは、電子機器が大量生産され始めた 時代から主流となった実装方式です。 その背景には、以下のような理由があります。
スルーホール部品が主流だった
抵抗、コンデンサ、トランジスタ、コネクタなど、 リードを穴に通す部品が長く標準であったため、 フローはんだとの相性が非常に良かった。
量産性と作業効率の高さ
手はんだに比べ、均一品質で大量の基板を 短時間に処理できるため、家電・産業機器・ 通信機器などの量産に適していました。
高い接合信頼性
スルーホール内まで確実にはんだが 回り込むため、機械的強度が高く、 長期信頼性が求められる製品に向いていました。
一方で、電子機器の小型化・高密度化が進むにつれ、 表面実装部品(SMT)が主流となり、 現在ではリフローはんだが中心となっています。 それでも、フローはんだは特定用途では 今なお不可欠な技術として残っています。
5-3. フローはんだの主な適用部品
フローはんだが主に用いられる部品は、 以下のようなスルーホール部品です。
- 抵抗・コンデンサ(リードタイプ)
機械的保持力が必要な箇所や、 高電圧・大電流用途で使用されます。 - コネクタ類
挿抜力や外部応力が加わるため、 はんだ接合部に強度が求められる部品です。 - 大型部品・重量部品
トランス、リレー、電源部品など、 表面実装では固定が難しい部品に適しています。 - 車載・産業機器向け部品
振動・温度変化が厳しい環境下では、 スルーホール+フローはんだによる 高信頼接合が採用されることがあります。
近年では、SMT部品とTHT部品が 混在する基板も多く、
- SMT部品:リフローはんだ
- THT部品:フローはんだ(または選択はんだ)
といった実装方式の使い分けが 一般的になっています。
6 フローはんだの工程について
フローはんだは、複数の工程を連続的に行うことで、 安定したはんだ接合を実現します。 各工程は独立しているようでいて相互に影響し合っており、 どれか一つが不適切でも接合不良につながります。 ここでは代表的な工程とその役割を解説します。
6-1. フラックス塗布工程の役割
フラックス塗布工程は、フローはんだにおいて 最も重要な前処理工程の一つです。 フラックスには以下の役割があります。
- ランドや部品リード表面の酸化膜を除去する
- はんだの濡れ性を向上させる
- はんだ付け中の再酸化を防止する
塗布方式には、フォーム方式、スプレー方式、 ジェット方式などがあり、基板サイズや 部品密度によって使い分けられます。 フラックス量が多すぎると残渣による 絶縁不良や外観不良の原因となり、 少なすぎると濡れ不良や未接合が発生します。 そのため、適正量の管理が品質を大きく左右します。
6-2. 予熱工程と温度管理
予熱工程では、基板全体を徐々に加熱します。 この工程の目的は以下の通りです。
- 急激な温度変化による基板反り・クラック防止
- フラックスを活性化させ、効果を最大化
- はんだ槽通過時の温度差を小さくする
一般的に基板表面温度は100〜130℃程度まで昇温させます。 温度が低すぎるとフラックスが十分に活性化せず、 高すぎるとフラックス劣化や部品ダメージにつながります。
特に多層基板や熱容量の大きい部品が実装されている場合、 基板表裏・部品ごとの温度差管理が重要になります。
6-3. はんだ槽通過による接合プロセス
予熱後、基板は溶融はんだ槽の上を通過します。 はんだはポンプによって噴流(ウェーブ)状に 持ち上げられ、基板下面に接触します。
このとき、スルーホール内部には毛細管現象によって溶融はんだが吸い上げられ、部品リードとランドの間に充填されます。適切な条件下では、
- 十分なフィレット形成
- ボイドの少ない接合
- 均一なはんだ厚
が得られます。
一方で、条件が不適切な場合には、ブリッジ、 つらら(はんだ垂れ)、未充填などの不良が 発生するため、はんだ温度・搬送速度・ 噴流形状の最適化が不可欠です。
6-4. 冷却工程と接合信頼性
はんだ付け後は、自然冷却または強制冷却に よってはんだを凝固させます。 冷却工程では、
- 結晶構造の安定化
- クラック発生リスクの低減
- 接合部の機械的強度確保
といった点が重要です。
急冷しすぎると内部応力が増大し、 逆に冷却が遅すぎると粗大結晶が形成され、 信頼性が低下する場合があります。 適切な冷却プロファイル管理が 長期信頼性に直結します。
7 フローはんだのメリット・デメリット
フローはんだは万能な方式ではありません。 特性を正しく理解した上で、 用途に応じた採用判断が重要です。
7-1. フローはんだのメリット
スルーホール部品の接合強度が高い
リードが基板を貫通するため、振動・衝撃に強い接合が可能。
一括処理による高い量産性
多数の部品を同時にはんだ付けでき、生産効率が高い。
長年の実績による安定した技術
工程ノウハウが蓄積されており、品質管理が行いやすい。
7-2. フローはんだのデメリット
- 高密度実装に不向き
微細ピッチ部品や狭ピッチ基板ではブリッジが発生しやすい。 - SMT部品との混載が難しい場合がある
下面SMT部品があると、はんだ落下や再溶融のリスクが生じる。 - 設計制約が多い
部品配置やランド設計に配慮が必要。
7-3. フローはんだを前提とした設計上の注意点
フローはんだを採用する場合、 設計段階から以下の点を考慮する必要があります。
- はんだ流れ方向を考慮した部品配置
- ブリッジ防止のためのランド間隔・ スルーホール径設計
- 不要なはんだ付着を防ぐ ソルダーレジスト設計
- SMT部品との混載時は選択はんだや 工程分離の検討
これらを事前に考慮することで、 量産時の不良発生を大幅に抑制できます。

8 フローとリフローの違いを比較
フローはんだとリフローはんだは、 同じ「はんだ付け」でありながら、 適した用途・設計思想・製造条件が 大きく異なります。 ここでは、方式選定で特に重要となる 観点ごとに違いを整理します。
8-1. 対応部品の違い
フローはんだ
スルーホール部品(THT)が中心。コネクタ、 トランス、リレーなど、機械的強度が求められる 部品に適する。
リフローはんだ
表面実装部品(SMT)が中心。 チップ部品、微細ピッチIC、BGAなど 高密度実装向け。
部品形態そのものが方式選定を左右するため、 回路設計初期での部品選択が最重要となります。
8-2. 実装密度と微細対応力の違い
- フローはんだ:
- スルーホール占有により配線自由度が下がる
- 微細ピッチには不向き
- リフローはんだ:
- 高密度・多層基板に対応
- 0201サイズやBGAなど微細実装が可能
小型化・高機能化が求められる製品では、 リフローが前提条件となるケースが多い。
8-3. 品質安定性の違い
- フローはんだ:
- 条件依存性が高く、部品配置・はんだ流れ方向の影響を受けやすい
- 接合強度は高いが、ブリッジ等のリスクあり
- リフローはんだ:
- 温度プロファイル管理により再現性が高い
- 自動化によりロット間ばらつきが小さい
品質の再現性重視ならリフロー、 機械的強度重視ならフローという考え方が基本。
8-4. コスト構造の違い
- フローはんだ:
- 設備コストは比較的低い
- 人手工程が残りやすく、 量産では人件費が影響
- リフローはんだ:
- 初期設備投資は高い
- 量産時は自動化により 単価低減しやすい
生産数量・製品ライフに応じた トータルコスト評価が重要。

9 フローとリフローを併用する混載基板
9-1. 混載基板とは何か
混載基板とは、SMT部品とTHT部品が 同一基板上に実装された基板を指します。 現実の製品では、機能・強度・コストの 都合から混載構成が一般的です。
9-2. 実装順序の基本
一般的な実装順は以下の通りです。
- SMT部品をリフローはんだで実装
- THT部品を挿入
- フローはんだまたは選択はんだで接合
逆順は、SMT部品の再溶融・脱落リスクが 高いため基本的に避けます。
9-3. 混載実装での注意点
- 下面SMT部品の耐熱性確認
- マスキング・工程分離の可否
- 部品高さ・配置制約
混載基板は設計と製造のすり合わせ不足が 不良につながりやすいため、早期相談が重要。
10 設計者・発注者が理解すべき実装方式選定のポイント
10-1. 設計初期段階での判断
- 部品形態(SMT/THT)の選定
- 将来の量産数量・拡張性
- 製品寿命を見据えた方式決定
回路設計完了後の方式変更は、 大きな手戻りコストを生む。
10-2. 基板仕様と製造制約
- 層数・板厚・表面処理
- 使用はんだ(鉛フリー等)
- 設備対応可否
「設計上できる」ことと「量産できる」 ことは別である点に注意。
10-3. 製造現場との連携
- DFM(製造性設計)レビューの実施
- 試作段階での条件フィードバック
- 不良事例の設計反映
製造を知る設計者、設計を理解する 製造が品質を支える。
11 まとめ
フローはんだとリフローはんだは、 優劣ではなく役割の異なる実装技術です。
- 高密度・自動化・再現性を 重視するならリフロー
- 機械的強度・特定用途にはフロー
そして多くの製品では、両者を適切に使い分け、 あるいは併用することが現実解となります。
実装方式は「製造工程の話」ではなく、 設計品質・コスト・納期を左右する 重要な設計要素です。 設計初期から製造現場と連携し、 最適な方式を選定することが、 トラブルのない量産と高品質製品への 近道となります。

お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ
HSETでは、お客様からのお問い合わせを いつでも受け付けております。
製品に関するご質問、ご相談、お見積もりの ご依頼など、どんな些細なことでも お気軽にご連絡ください。
開発や試作、量産まで幅広くサポートしております。
下記のお問い合わせフォームに、 必要事項をご記入のうえ、ご連絡ください。
担当者より折り返しご連絡させていただきます。
お問い合わせフォーム
- 会社名・お名前
- メールアドレス・お電話番号
- 住所
- 件名(任意)
- お問い合わせ内容
お急ぎの場合や、メールが届かない場合は、 下記までお電話にてご連絡いただけますと幸いです。
📞 (代表)050-3159-9535
✉ https://240search.net/
皆さまとのご縁を、心よりお待ちしております。