メーカー修理が終了した電子基板を代替基板として再製作する対応フロー
メーカー修理が終了した電子基板は、回路図がなくても現物から代替基板を製作できる場合があります。資料の状態別の進め方、費用と期間の決まり方、依頼の流れを解説します。
使用中の設備に搭載された電子基板が故障したのに、メーカーの修理受付がすでに終了していた。そんな状況に直面する設備・保全担当者は少なくありません。そのようなときに検討したいのが、代替基板の製作です。
代替基板の製作とは、既存の基板をもとに回路を読み取り、現在入手できる部品で同じ役割を持つ基板を新しく作ることです。部品の供給が止まり、同じ基板が手に入らない場合にも使える方法です。
株式会社HSETは、回路図や部品表がなく現物しかない状態からでも、代替基板の再製作に対応しています。この記事では、手元の資料の状態別の進め方、費用と期間の決まり方、依頼の流れを解説します。
メーカー修理終了の電子基板は代替基板として製作できる

メーカー修理が終了しても、基板そのものを作り直せば設備を使い続けられる可能性があります。代替基板の製作は、大きく次の3つの作業で進みます。
- 現物や資料から回路を読み取る
- 入手できない部品を代替部品に置き換える
- 基板を製造し、部品を実装する
HSETでは、ヒアリング・仕様検討から回路設計、基板レイアウト設計、基板製造・実装・最終検査まで、窓口一つで一貫して対応しています。工程ごとに別の会社へ依頼する必要はありません。
回路図がある場合の進め方
回路図があれば、代替基板の製作に対応できます。部品表(BOM:使用部品の一覧)もあると、部品の特定がスムーズになり作業が進めやすくなります。
打ち合わせをしなくても、図面・仕様書・数量をメールで送っていただければ見積を作成できます。見積期間は基本3日です。ただし、開発を伴う案件は要相談で、部品の種類が多い場合は時間がかかることがあります。
回路図がなく現物しかない場合の進め方

メーカー修理が終了した基板では、回路図や部品表が残っていないことも多くあります。HSETでは、現物の基板しかない場合でも再製作が可能です。
進め方は、現物の基板から部品を取り外し、基板を印刷して回路を読み取る作業から始めます。そのうえで回路図を作成し、代替基板の製作へ進みます。
実際に、資料が何もない状態の基板について、現物から回路図を作成し、基板実装まで完了させた事例があります。
代替基板の再製作で最初に確認すること

相談をいただいた際は、まず次の点を確認します。
- 手元にある資料:回路図・部品表の有無。資料の種類によって進め方と費用が変わります。
- 使われている部品の入手状況:入手困難な部品や生産中止品(ディスコン品)は、代替部品を提案します。
- 特殊な部品の有無:BGA・CSPなどの特殊な部品の付け替え(リワーク・リボール)にも対応しています。
- 必要な枚数:試作1枚から小ロット量産、大ロット量産まで対応しています。
資料の状態別の対応と、費用・期間の決まり方
代替基板の費用は、主に部品点数で決まります。また、手元にある資料の種類によっても変わります。期間も部品点数によって変わり、簡単な基板であれば最短1週間が目安です。
| 手元の資料 | 対応 | 進め方 |
|---|---|---|
| 回路図・部品表あり | 対応可 | 資料をもとに部品を特定し、製作へ進む |
| 回路図のみあり | 対応可 | 回路図をもとに部品を確認し、製作へ進む |
| 現物の基板のみ | 対応可 | 部品を取り外し、現物から回路図を作成する |
| 現物の損傷が大きい・資料がない | 要相談 | 状態を確認したうえでご案内 |
※費用・期間は部品点数や資料の状態によって変わるため、個別にお見積りします。
部品の調達が難しい場合も、代替部品を提案しながら製作を進めます。
依頼の流れ
- お問い合わせ:問い合わせフォームまたは電話で、基板の状態や手元の資料をお知らせください。完璧な資料がなくても、現状をお伺いするところから始めます。
- ヒアリング・仕様検討:現物の状態、必要な枚数、使われている部品の入手状況などを確認します。
- お見積り:基本3日で作成します(開発を伴う案件は要相談)。
- 回路の読み取り・回路設計:現物しかない場合は、部品を取り外して回路図を作成します。生産中止部品がある場合は代替部品を提案します。
- 基板レイアウト設計:製造に使うデータを作成します。
- 基板製造・実装・最終検査:完成後に納品します。
組み込み後に動作しなかった場合は、まず原因を確認します。
代替基板の製作は株式会社HSETにご相談ください
「メーカー修理が終わってしまった」「回路図が残っていない」「部品が生産中止になっている」。こうした状況でも、まずは現状をお聞かせください。基板の状態と手元の資料を確認したうえで、進め方をご案内します。
▶ お問い合わせはこちら(お電話は平日9:00〜18:00)
まとめ
- メーカー修理が終了した電子基板も、代替基板として製作できる場合があります。
- 回路図があれば対応可能です。部品表もあると作業がスムーズです。
- 現物しかない場合も、部品を取り外して回路図を作成し、再製作できます。
- 費用は主に部品点数と資料の種類で決まり、簡単な基板なら最短1週間が目安です。
- 生産中止部品は代替部品を提案します。
株式会社HSETについて
株式会社HSETは、電子基板の開発設計から部材手配、基板実装、製品組み立てまで一貫して対応しています。全国からのご相談を受け付けています。
よくある質問
回路図がなくても代替基板を作れますか?
現物の基板があれば対応できます。部品を取り外し、現物から回路図を作成して製作を進めます。
使われている部品が生産中止になっている場合はどうなりますか?
入手困難な部品や生産中止品(ディスコン品)は、代替部品を提案します。
費用はどのように決まりますか?
主に部品点数で決まります。回路図や部品表など、手元にある資料の種類によっても変わります。
1枚だけでも依頼できますか?
試作1枚から対応しています。小ロット量産・大ロット量産にも対応しています。
代替基板を組み込んだ後に動作しなかった場合はどうなりますか?
まず原因を確認します。状況をお知らせください。