2026/10/02 基板修理

焼損した電子基板を修理できない場合に再製作を依頼する手順

焼損基板の再製作|修理できない電子基板を再製作する手順

過電圧などで焼損した電子基板は、修理できなくても再製作できる場合があります。回路図がない・現物の一部が読み取れない場合の進め方、費用と期間の決まり方、依頼の手順を株式会社HSETが解説します。

過電圧などで電子基板が焼損してしまい、修理を依頼したものの「直せない」と言われた。回路図も残っておらず、どこに相談すればよいか分からない。そんな状況でお困りの方は少なくありません。

このような場合でも、焼損した基板を再製作することで、設備を使い続けられる可能性があります。株式会社HSETでは、回路図がない状態や、焼損で現物の一部が読み取りにくい状態からでも、再製作に対応しています。

この記事では、焼損基板の再製作で確認すること、依頼の手順、費用と期間の決まり方を解説します。

焼損した基板は再製作という選択肢がある

基板が焼損すると、部品だけでなく基板そのものが傷んでしまい、修理での復旧が難しくなることがあります。そのような場合は、同じ働きをする基板を新しく作り直す「再製作」を検討します。

実際に、弊社では過電圧で燃えてしまった基板を再製作した事例があります。

焼損基板の再製作で、対応できるかを左右する2つのポイント

焼損した電子基板と再製作した基板のイメージ

焼損基板の再製作で、対応の可否や納期・費用に大きく影響するのは、次の2点です。

  1. 回路図があるかどうか
  2. 使われている部品が今も手に入るかどうか
手元の資料対応進め方
回路図・部品表あり問題なく対応可資料をもとに再製作を進める
回路図のみあり対応可回路図をもとに部品を確認して進める
現物の基板のみ対応可現物から部品を取り外し、基板を印刷して回路を読み取り、回路図を作成する
焼損で現物の一部が読み取りにくい対応可現物から回路図を作成する流れで対応する
損傷がひどく、データが何もない対応が難しい場合あり状態を確認したうえでご案内

資料がない古い基板などは、現物からデータを拾う作業が必要になるため、時間と費用がかかる可能性があります。

また、部品の入手が難しい場合や、生産中止品(ディスコン品)が使われている場合は、代替部品を提案します。

完成した基板が正常に動くか不安な方へ

現物から回路図を作る場合、「本当に元どおり動くのか」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。

弊社では、簡易的な動作確認を行ってから基板製造に移ります。そのため、完成後に正常に動作しないケースはほとんどありません。

焼損基板の再製作を依頼する手順

  1. ご相談:問い合わせフォームまたはお電話で、基板の状態や手元の資料をお知らせください。完璧な資料がなくても、現状をお伺いするところから始めます。
  2. 現物の送付:現物の基板は郵送でお送りいただけます。お急ぎの場合は、先に現物の写真をメールでお送りいただくと、早く進められます。
  3. お見積り:図面・仕様書・数量をメールでお送りいただければ、打ち合わせなしでも見積を作成できます。見積期間は基本3日です。
  4. 回路の読み取り・設計:回路図がない場合は、現物から回路図を作成します。入手が難しい部品は代替部品を提案します。
  5. 簡易的な動作確認・基板製造:簡易的な動作確認を行ってから、基板製造に移ります。
  6. 納品

費用と期間の決まり方

  • 費用:主に部品点数と、お手持ちの資料の種類によって変わります。具体的な金額は個別にお見積りします。
  • 期間:部品点数によって変わります。簡単な基板であれば、設計着手から納品まで最短1週間が目安です。

回路図や部品表がそろっているほど、作業が少なくなり、進めやすくなります。

焼損した基板の再製作は株式会社HSETにご相談ください

「修理できないと言われた」「回路図が残っていない」「部品が古くて手に入らない」。そんなときも、まずは現状をお聞かせください。基板の状態と手元の資料を確認したうえで、進め方をご案内します。

▶ お問い合わせはこちら(お電話は平日9:00〜18:00)

まとめ

  • 焼損して修理できない基板も、再製作で対応できる場合があります。
  • 対応の可否や納期・費用を左右するのは、回路図の有無と部品の入手性です。
  • 回路図がなくても、現物から回路図を作成して再製作できます。
  • 簡易的な動作確認を行ってから基板製造に移るため、完成後の不具合はほとんどありません。
  • 現物は郵送で送れます。急ぎの場合は、写真を先にメールで送ると早く進みます。

株式会社HSETについて

株式会社HSETは、電子基板の開発設計から部材手配、基板実装、製品組み立てまで一貫して対応しています。他社で断られた案件のご相談も受け付けており、全国からのご相談に対応しています。

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よくある質問

回路図がない焼損基板でも再製作を依頼できますか?

はい、対応できます。現物の基板から部品を取り外し、回路を読み取って回路図を作成します。資料がない古い基板などは、時間と費用がかかる可能性があります。

使われていた部品が生産中止になっている場合はどうなりますか?

代替部品を提案します。

再製作の費用はどのように決まりますか?

主に部品点数と、お手持ちの資料の種類によって決まります。具体的な金額は個別にお見積りします。

完成した基板が正常に動作しないことはありますか?

簡易的な動作確認を行ってから基板製造に移るため、完成後に正常に動作しないケースはほとんどありません。

現物の基板はどのように送ればよいですか?

郵送でお送りいただけます。お急ぎの場合は、先に現物の写真をメールでお送りいただくと早く進められます。